薬師寺修二会『花会式』造花と香炉

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薬師寺修二会『花会式』造花と香炉

2020/03/21

薬師寺修二会『花会式』

薬草で染めた紙の造花と気になる香炉。

奈良の名物行事のひとつ、
薬師寺の修二会
『花会式』
3月25日〜31日
も、中止と変更
になりましたね…

南都銀行本店脇の
ショーケースに
見事な造花、香炉が
飾られてます。

造花は、薬草などで色付け
された紙を用いて
作られているそうです。

10種類の花飾りは
椿、梅、桃、桜、山吹、
牡丹、藤、杜若、百合、菊
1600本を作るそうです!

薬師寺修二会悔過法要は
奈良時代から続くそうで、
造花の起源は
嘉承2年(1107)
堀河天皇が皇后の
病気平癒を薬師如来に願い、
その霊験を得て
病気が回復したことから、
皇后は、感謝の気持ち
を込めて女官達と
造花を作り
修二会にお供えした事
に始まるそうです。 『悔過』とは、
人間が自覚・無自覚の内に
作ってしまった様々な罪を
反省し、より良い生き方に
改めるということです。
薬師如来に対して
悔過の行法を行うため、
「薬師悔過」と呼ばれます。
(奈良薬師寺公式サイトより)

心が改まりますね。

それから、私には、
この変わった取っ手の香炉
が気になりました。

蓋は蓮。取っ手の
動物?は何でしょう。
亀?鳥? 『香』は罪穢れを
払う意味もあり、
また、仏様の食べ物
とも言われいます。
ここでは、
薬師如来様への献香
ですね。

きっと、この香炉も
薬師如来様に
関わる意味ある型
なんでしょうね。

https://www.yakushiji.or.jp/event/hanaesiki.html
薬師寺公式サイト