杉、檜、槇、榧、楠は、素戔嗚尊の香り⁈

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杉、檜、槇、榧、楠は、素戔嗚尊の香り⁈

2020/07/04

杉、檜、槇、榧、楠は素戔嗚尊の香り⁈

木の神様にお参り。

昨日、『木の神』を祀る

伊太祁曽神社いたきそじんじゃ

へ行ってきました。

 

伊太祁曽神社のご祭神である、

五十猛命いそたけるのみことは、素戔嗚尊の息子。

五十猛の命は、別名大屋毘古神おおやびこの神。

五十猛命は妹の大屋津姫命、抓津姫命(都麻津姫命)と日本は九州より順に素戔嗚尊が持つ木の種を蒔き、国中を青山にしたという。

最後に木の国→紀伊国に降り立ち、有功神(いさおしのかみ=大変に功績のあった神様)と呼ばれ、紀伊国に静まったそうです。

 

木の国から紀伊国の名前になったんですね!

 

因みに木の種は、素戔嗚尊のヒゲが、杉、胸毛が檜、尻毛が、槇、榧、眉毛が楠だそうですが…(汗)

あの良い香りは、素戔嗚尊の香り?

フェロモンって事かな??

精油は素戔嗚尊のしずく…?

道理で神神しい香りです♪

 

そして、『厄難から逃れることが出来る』という、木の俣くぐりをしてきました♪

 

因幡の白兎でお馴染み、

八十神が因幡の八上比売に求婚をしに行く道中、ワニザメにやられた白兎に意地悪をし、それを助けた大国主命が、白兎から八十神は八上比売とは結婚出来ないと聞き、兄八十神達の荷物持ちをさせられていた大国主命が、八上比売と一緒になったことで、八十神の怒りを買い、追われることに。母である刺国若比売(さしくにわかひめ)の導きで、大屋毘古神の元へ行き、助言により、木の俣にくぐり、難を逃れたという伝承があるそうです。

 

伊太祁曽神社の御神木だった杉の木が、落雷によって自然な形で煙突状として残り、人がくぐれることから、いつしか伝承が蘇った形になったそうです。

 

大国主命は最後、根の国に行き、祖である素戔嗚尊の元で修行し、地上に帰り、八十神を倒すのですが、木の俣は根の国の入り口だったのでしょうか?

 

大国主命と八上比売との間に一人子どもがいましたが、大国主命が根の国から地上に帰ると素戔嗚尊の娘、須勢理毘売命(すせりびめのみこと)を正妻にしたため、畏れて、子どもを木の俣に隠し、実家に帰ってしまいました。そしてその子の名前が木俣神と名付けられ、木俣神もまた木の神と言われています。

 

いづれにしても、『厄難を逃れる』という、ご利益がありますように!

 

それと、境内に飾ってあった笹の葉にお願い事を書きました♪

 

皆んなが、平和に暮らせますように*‥

 

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